2019.01.21 Monday 10:40

関西コミティア54(2019年1月20日)

「FEEL SO NIGHT」やぎゅう(Lime Time)  ←この作者さんにはめずらしく男性二人を主人公にしたお話です。そつなくこなす主人公と不器用そうなもう一人ですが、不器用ながらもひとつの才能を開花させている様を描き、それを見守る主人公の内面に迫る様は、うまいなぁと思います。

「PASS THE BATON」やぎゅう(Lime Time)  ←1ページの絵と1ページのマンガで7つの物語がつながっているという、面白いアイディアの本でした。幅広い職種の方を描ける作者さんの力量もすごいなと思いました。

「川と山1」紺津名子/田沼朝(犬と転校生) ←娘からLINEでお買い物頼まれた本。BLジャンルになるのだけれど、片思いの内面描写はそれを気にさせないうまさがある。同じキャラクターを使って、二人の方が二つの物語を作っているのですが、絵柄の違いも特に気にならずに読めるのも面白いです。お話の展開もうまいなぁ。

「秘めた恋 山咲植物育成所シリーズ1」赤本尚美(Red book) ←百合ジャンルになるのだけれど、秘めた思いの描写は、それが気にならない。喜怒哀楽の描写が心地よく、読み進めます。

「千一色物語」のぺ(さんのき) ←大正の日本で画家とお手伝いさんのお話ですが、すごく色々盛り込まれていていろいろ楽しみどころのある本です。人それぞれ置かれた状況はあるけれども「描きたい時に、描ける時に 描いた方がいい」という事を言われて、一歩踏み出すことができたお手伝いさん。最後にカラーのページが作られているのも凝っています。

「   。」 tokumei-kibou(言の葉掬い)  ←つらかった十代の気持ちを詩的な文章でつづった小さな小説。詳細の経緯はわかりませんが、作者が絶望から生きることを選んで、美しい表現に昇華していっている様を見ているようです。ここからたぶん、また先の表現が生まれるのだろうと思います。灰庭結李さんの淡い表紙もいいです。

 

朝は雨で、荷物のカートにビニルをかけて出かけました。会場はインテックス大阪。時々外の冷気が会場内にも吹き込んでくる冬のイベントですが、雪でない分、まだいいのでしょう。

今日は相方の白井弓子は翌日締切をひかえていたため、一人参加でした。「叙情派ひとつ」でお世話になっているおかさんが、途中で店番をしてくれたおかげで、お買い物行けました。ありがとうございました。

会場で名古屋コミティアの参加申し込みもさせていただきましたが、簡単でいいですね。会場申込。

 

メタ・パラダイムの頒布状況は14冊(持込37冊18種)と無料配布のポストカード大1ページマンガ2種が二十部程度でした。

前回の関西コミティアが台風で延期になったのが影響していたのでしょうか、初売りではなかった「叙情派ひとつ」がいつもより多めに出てくれました。ありがとうございました。


2018.12.24 Monday 20:31

ネットで入手したインディーズ音楽(2018年)

「はなのあめ  pluie de fleurs」扇柳トール ←インターネットで音楽動画をいろいろ見ていて、この方の活動を知りました。北海道在住のギターや笛、歌も歌われる方です。アルバムのサンプル音源を聴いてぜひ欲しいと思いました。販売ページはすでに閉じられていましたが、ダメ元でホームページのお問い合わせから連絡させていただき、運よく入手することができました。

 

静かで力強い楽曲たちですので、ぜひ機会がありましたら聴いてほしいと思います。

 

以下に各曲のレビューを書き留めておきます。

 

 

「はなのあめ」 

このアルバムのメインとなる曲です。

一音一音に命が込められているように聞こえます(他の曲でもそう思うのですが特にこの曲は)。

「おきあげのうた」

ソーラン節として私が知っている曲ですが、全く別のイメージの曲となっています。
にぎやかな繁栄の時代から、ちょっと傾いた現代のニュアンスを感じ取ることもできます。

それが逆に歌に普遍性を与えてくれるような気がしました。

「月山」

このアルバムはアナログの音を大切に使っているのですが、アナログだけとこだわっているわけではなく

うまく電子音を要所要所に取り入れています。

そのことがアルバム全体の中で飽きることなく聴けアイディアになっていると思いました。

「おもいのうみ」

佐々木幸男さんボーカルです。「セプテンバー・バレンタイン」「君は風」など昔よく聞いて口ずさんでいました。

魅力的なハスキーボイスです。

その佐々木幸男さんと子供の声と笛の3人がそれぞれ交代で主役を張って、いいバランスで心地いい曲です。

「彼岸」

チベットのお経をサンプリングして音と構成が凝った曲です。電子音と笛の競演が美しい。

「かい」
ひたすら優しい曲です。一音一音が心地いいです。

 

※扇柳トールさんの「はなのあめ」解説のページ。

 

※サンプル音源のページSoundCloud

 


2018.12.06 Thursday 21:17

三条富小路書店9(2018年12月6日)

「地下室」山川直人 ←初期マンガ集です。東京コミティアでも見かけましたが、このイベントにて入手しました。絵柄が固まる前のめずらしい初期の作品も読める貴重な本でした。

 

三条富小路書店は京都のギャラリーが2週間(今年は12月4〜16日)手作り本がたくさん集まる本屋さんになるイベントです。3年連続参加させていただいてます。

で、今日ギャラリーに行ってきました。文章、詩、写真、デザイン、イラスト、マンガの本や小物がバランスよく並んでいます。

一点モノで高くて買えませんでしたが、イラストを切り絵のようにコラージュ、デザインして本の形にしたものがあり、圧倒されました(お名前メモして無いですが)。

マンガ同人誌即売会でお見かけする、五月病さん、MONさんも参加されていましたよ〜。

 

(追記:私の頒布状況は1冊(持込12冊2種と原画3つ)でした。購入してくれたあなた!ありがとうございました〜)

 


2018.12.03 Monday 22:15

音けっと2(2018年12月2日)

「透明飛行」AOTOKEI ←同人誌即売会での音楽CDの半分はボーカロイドのイメージでしたが、ボーカロイドのCDって前回も含めてあまり購入してないですね。音けっとでは少なめか、もしかしたらネットなどのおかげで作曲者とボーカリストの需要と供給が上手く回ってきたのかも?それはさておき、このCDはボーカロイドです。爽やかな曲たちと曲名のセンスのよさから購入してみました。
「Recezza.」Recezza. ←二胡とジャズってキャッチコピーで試聴したらかっこよく完成度も半端なかったので購入しました。現在はメンバーが離れていたりしているそうですが、ライブで聞くとよりすごいんじゃないかと妄想。
「NullReferenceException」NANKASUISUI ←エレクトロニカかな。21曲も入っている!
「Ascension」Ponz ←美しい曲の始まりで、これは欲しいなと思いました。どうやら個人的な曲の好みは、ただ明るい曲よりもちょっと静かなところもある美しめ曲で音色も凝っているってのにひかれる気がします。(今回試聴する時に何度かどんな曲がお好きですか?って聞かれてうまく答えられなかったけど、そういうことかな、とここに記しておきます:汗)
「まりテツ」藤原鞠菜 ←前回購入させていただいて作業中にことあるごとに再生していたので、いろいろ試聴させていただいて今回はこのCDを購入しました。楽しそうな楽曲たち。
「Little witch house」u-full ←どこかで見たジャケットだと思って置いてあるCDをいろいろ試聴させていただきました。思い出しました。ツイッターでこのバンドの音楽ビデオが賞を取ったとその動画を見てたのです。その新作は私にはちょっと民族調が濃すぎる気がしたので、この旧作を購入させていただきました。旧作ですが独自の世界観の完成度が高いです。
「世界スチパン紀行」こな ←勢いのある世界観を感じさせてくれる音たちが心地よかったので購入。
「リューインと不思議の書」こな ←上記アルバムのおまけに付けていただいたCDですが、いい世界観を作っています。
「En」大山藍 ←女性ボーカルのアルバムですが、白状するとこのCDを購入した一番のきっかけは一曲目のインストの雰囲気が気に入ったからでした。それは置いといて、なんと手作りミシン縫いのジャケットというのもいい感じです。もちろん女性ボーカルはうまいですよ〜。
「終点 ぼくの町」corico ←前回の「ホシノナ」をことあるごとに聞き直していたので、似た曲は無いかと聞いて探して今回はこのCDにしました。鉄道で不思議な街を一周するイメージで作られたアルバムです。イラストもいいなぁ。
「my bias」Room97 ←前回購入してよく聞いてきたので、今回は6曲入りの新譜を購入。心地のいい音楽たちです。
「Epigram for Sleepless night」Noboru Inoue ←この方のCDは以前からいろいろ聞いているけれども、今でも新しい曲には新しい魅力を感じるのは相当のアイディアなりセンスなり込めているものがあるのだろうと思います。
「Blue Garden Life」Emi Hatsusaka ←キーボード奏者としてアイディアの詰まった一枚。たしかに花畑のイメージあります。

 

 

まだ一、二回しか聞けてないのでまともなレビューはできませんのであしからず。同人誌と違って音楽は購入後に何度も何度も聞き直す曲とそうでない曲があって、第一印象の好みのと別に、生活のリズムに合うかどうかでその後の印象が変わる場合があるようです。そういうわけで前回の音けっとからのリピートさんも多かったです。

 

音楽CDは試聴して購入するかどうかを決めます。同人誌の本の立ち読みよりはハードル高いですよね。それで前回の音けっと1では割と事前にネットで試聴させていただいて会場入りしました。でも2回目の今回は事前に試聴せずに、会場でできるだけ試聴して買うかどうかを決めようと思ったのです。でもぱっとみてどういう音楽かわかりかねる展示だとちょっと入りづらいし、CDジャケットと中身のギャップがある事も多いので、取りこぼしも多い気もします。試聴し始めは結構緊張して汗だくになりますが、冷静になってCDを買うかどうかを決めました。とても楽しい買い物でした。

座れる休憩場所があればもう少し会場をうろうろしたい気もしながら会場を後にしました。前回もそんな感じだったかな。同人誌即売会で一般参加としての休憩スペースがある意味を身に染みて実感しました。

 

どうでもいいですが、近鉄難波駅を利用したのですが、駅中に回転焼の御座候があり帰りにお土産に買って帰りました。白あんは鹿児島の蜂らく饅頭のほうがはちみつ感があって濃厚ではないかと家族と団らん。ほんとどうでもいい話。


2018.11.26 Monday 13:36

東京コミティア126(2018年11月25日)

「ここから先の世界」とフリーペーパーマンガ (shirtskirt) ←1,2ページで短い言葉とちょっと硬質だけど好感の持てる絵と面白い画面構成とで小さな美しい世界を作っているところが気に入りました。 

「青春の 環境は 整った」本山はな奈(夕方メェル) ←この方のお話は、メインの出会ってうれしい、みたいな直接的な事だけではなくて、視点がちょっと大きなところが垣間見えるのが読んでいて深い気がします。そしてこのマンガでは間接的な出来事が巡ってお話としての盛り上がりを作っているのもうまいなぁと思うわけです。そして本文2色刷りが効いている。

「オールナイトについて」朝陽昇 ←会社へ行き来する波に逆らってオールナイトの映画イベントに参加している対比の描写が面白かった。映画の主人公の少年と大人になった自分との対比もいいです。

「日本怪神物語」「月面到達法」(スタッフWHY) ←毎回、魔訶不思議でダークサイドに引っ張られすぎずに、ある種あっけらかんとしたマンガには引き込まれるものがあります。この世界観をアニメにしたら現代の「ゲゲゲの鬼太郎」にもなるかも、と妄想を広げる。

「わがまま」暦(華) ←シンプルできれいな表紙、ドタバタにぎやかな学生たちの表情にひかれました。百合モノですが。

「灯火」萩原Rei ←薄墨の筆でざっくり描いた画面で語るマンガは独特の世界観があります。

「HAPPY/BLUE'10」小津端うめ(千秋小梅うめしゃち支店) ←画家をめぐる話ってなぜかひかれます。

チラシマンガ6P 小津端うめ(千秋小梅うめしゃち支店) ←即売会でオリジナルの同人誌を売りに出してもそうそう売れることはないのですが、そのあたりの想いを切り取ったマンガで、とても共感します。自分も一日即売会で座ってって0〜数冊の反応とインターネットの無料サイトでその10倍ほどの読み手がいるのなら効率がいいのはどっちだと思う時もあります。公開することで巡り合う機会を作っているわけで、たぶん無理ない範囲で可能な限りいろんなところで公開したほうがいいのかもしれません。でも公開する苦労より作っている時の方が楽しいので悩ましいのですが。

「みんなで給食COMPLETE」はらだなおみ(熊団) ←芳文社「マンガタイムジャンボ」に連載された作品をまとめたもの。残念ながら掲載紙は休刊し連載も無くなりました。登場人物が「中ガクセイの卵」の登場人物でとてもなじみがあって世界が広がった気がししました。やはりメグちゃんはキーマンですね。

「Please Don't Touch」しょうじひでまさ(appleorchard) ←イベントカットなどをまとめた本とのことですが、少女の立ち姿だけでなく、空間をうまく使ったイラストはさすがです。

「2018年後半インディーズ無料マンガの変」なかせよしみ(まるちぷるCAFE) ←電子書籍に精通している作者が、今年始まったAmazonの無料マンガサービスについて描いたレポートマンガですが、巻末に書いてるように、時代の大きな転換期の貴重な証言となるのだろうな、と思いました。

「裏MORICOMI Vol.1」下里亜紀子ほか ←「プロに学ぼう!マンガ道場」受講者で作る同人誌で下里亜紀子さんが参加されている本です。

 

「愛ちゃんを捜して」樹村みのり(樹村みのり/ねこ会議) ←猫と人との話です。150ページの読み応えあるマンガです。

以下ちょっと長い話。先日、久しぶりに「木枯し紋次郎」の主題歌「だれかが風の中で」を聞いた時に涙がボロボロ流れて仕方なかった経験をしました。なぜだろうと自分でも不思議で何度もボロボロ涙しながら聞いて口ずさんでみました。どうも”だれかがどこかで待ってくれているよ”というシチュエーションが響いているようでした。待っているのは”風の中で”ですが「千の風になって」という歌にもあるように”風の中に溶け込んだ誰か(亡くなった誰か)”でもあるかもしれません。今マンガやいろいろ制作している時に一人で時に当てもなく作業をしているわけですが、そんな先には誰かが待っているかもしれないという希望みたいなものを、そこに見たのだと思います。

マンガは猫との話ですが、人でも猫でも猫以外でも、だれかその先で待っているんだろうな、と。そんなこと思いました。

原画:樹村みのり

 

一人参加でしたが、「ひとつ」に寄稿いただいている関口拓志さんが来ていただいてたのと、お隣がたまたま小津端うめさんだったので、わりと出歩くことができました。お話もいつも以上にできました。

歩けたのはジャンルで言うと青年と少女のあたり中心です。

海外フェスタもあり、アメコミ風のかっこいい絵の本もたくさん並んでいました。

今年の「叙情派ひとつ2018」のはじめの文章で昨年の東京コミティアで樹村みのり先生と会ったことを書いたので、ぜひご本人に本を渡したいと思っていたのがかなって満足です。

 

メタ・パラダイムの頒布状況は17冊(持込43冊17種)+無料配布のポストカードマンガ+はらだなおみさん委託分数冊でした。ありがとうございました〜

 


2018.11.06 Tuesday 14:51

九州コミティア2

「ウィル・カーターの論点」保スカ(e※) ←メガネをかけた硬めの委員長タイプの主人公が全く別の性格の友人を得るまでの話。とても描きなれている感じで読みやすく面白い。

「ハッピーハロウィンバースデイ」ハム吉(ネジニコイル) ←前回の九州コミティアで購入した方で、今回も購入してみました。ちょっとぶっ飛んだところがあって、でもちゃんとお話として成立させていくところはうまいと思います。電子書籍版の暗証番号付でそちらのマンガも楽しめました。

「notch.chips2」ココノツ(notch) ←チラシマンガをベースに描き直した3本立。まったくタイプの違う3本をそれぞれのテイストを崩さずに楽しめます。達者です。

「米百俵」28名の合同誌(桟俵法師) ←私の主催している「叙情派ひとつ」に寄稿いただいている作家さんが5名も参加されています。新潟コミティア50回記念で有志で作られた本ですが、内容が新潟コミティアの思い出、というわけではなく新潟コミティアを知らない人(自分もそう)も楽しめる内容なのがいいです。由一さんはツイッター見てるとお米好きだとわかるのですが、今回のマンガはお米にまつわるいい話でした。月本凪子さんの作品作りにまつわる話がいいなと思い、どんな方か調べましたら、このブログの2005年にコミティアで本を購入したことのある方でした。作品を描き続けておられるのですね。うれしいです。ココノツさんの作品はうまいですねぇ。猫がいい立ち回りをしている。

「なぜまた朝は来るのか」一尾二十(日曜食堂) ←A4の大きいコピー本で見開きで展示されており目を引きました。母子家庭のちょっと荒れた生活描写などは苦手ではありますが、それより、なにか勢いのある描写にひかれたのだと思います。あとがきに現在の制作環境に関して書かれており、今後も制作がんばってほしいなと思いました。

「原の城」とTAKE FREE本:miyazakikume(miyazakikume) ←島原の乱をベースにした作品。この方の作品をどこかで読んで別の作品を読んでみたくて購入。なかなかの力作でした。欲を言うと、もっと男女の心情を軸に回してくれるともっとどきどきして読めた気もします。歴史描写部分でちょっと頭がクールダウンするので、それとの兼ね合いって結構難しそうです。自分には到底無理。TAKE FREE本も読み応えありました。

「スズカ君は異世界人。1」旦夜(あかつき図書館) ←全体像はまだ見えないけれど、何か始まっている〜〜。小説本ですがイラストもうまい。お隣さんと本の交換しました。ありがとうございました。

 

一人参加です。途中30分ほど500強スペースをひととおり見て回りました。同じ会場には小スケールの立体物展示即売会のAK-GARDENも同時開催されてました。適度に広く心地良い会場でした。会場は海の近くで、開場前後の空いた時間には海釣りする方を眺めて時間をつぶしました。ちょっと久しぶりに釣りに行きたくなりました。

大阪から福岡に行くのに今回はフェリーを利用しました。2等でしたがお手頃価格で快適でした〜。

 

関西コミティアのパンフレットには作家さんのペンネームが掲載されています。東京、名古屋、九州には無い。毎回購入した本でこの記事を書いているとサークル名が本に記載してないものも多く、その場合には大変助かります。

 

メタ・パラダイムの頒布状況は6冊(持込13種27冊と原画)と無料配布6冊ほど、でした。

熱心に本を見て行かれるお客様がいたり、感想をいただけたり、「叙情派ひとつ」への参加したいと言っていただける方もおられて、いろいろうれしいイベントでした。ありがとうございました。

 

 


2018.10.15 Monday 09:40

名古屋コミティア53(2018年10月14日)

「中華街の洗濯屋」いくろん(人畜無害) ←名古屋コミティアでいつも買っているサークルさん。絵的には普段手にとらないタイプだけれどお話が好きで毎回購入している。今回の作品はニューヨークが舞台であまり触れたがらない微妙な3つのテーマをあえて取り上げて、いい距離感で物語にしており読みごたえがありました。

「Uneder the cherry tree」はらだなおみ(熊団) ←とっても甘〜い青春ものです。おすそわけ。この方に先月「叙情派ひとつ」に寄稿いただいた作品は2ページの日常の一コマを切り取った作品でしたが、とてもそれが心地よかったので、そういうのももっと読んでみたいと思いました(地味になりますが)。メロンソーダと緑茶っていう感じでしょうか。甘さと渋さ。

「日々」もぐこん(終わり小巻) ←異性との微妙な距離感を描いたものだが、最後のところで同時多発テロ9.11のニュースが少しはさまれており妙なリアル感が演出されていました。

「ライン大橋4」ひうち棚「終わり小巻」ひうち棚、もぐこん(終わり小巻) ←ひうち棚さんの作品は日常との距離感がゼロみたいな感覚を受けるのですが、ちょっとしたコマの絵が、単なるマンガの記号ではなく、日常をなにか意味あるものにする演出装置のように強く感じます。

「memorandum」いろむし(左右) ←ちょっとした他人の心の中を垣間見ることができたような気がしました。

「aleph-zero」(nicola) ←少女のたたずまいがかわいいのだが、生活感があってさらに魅力的になる。3作のうちのラストの学園祭での舞台を描く話は特に実感が伴った感じがしてよかった。近からず遠からず。

・原画:はらだなおみ(熊団) ←鉛筆画に彩色したものでやわらかさと緊張感があっていいです。

・ポストカード:ポム(真っ白な住処) ←とても繊細な線描で人物と風景を描いたモノクロの絵です。原画のサイズをお伺いしたらそう大きくないA4以下ということで、ボールペンで描いたとのこと。

・チラシマンガ:(herohellow) ←犬と遊ぶ2Pマンガが面白かった。

 

名古屋コミティアのサークルスペースの机は広くて本を並べていて気持ちがいいです。

またサークル数も程よい規模で、一人参加でもささっと頑張ってひととおり見て回れるので満足です。

 

メタ・パラダイムの頒布数は2冊(持込27冊15種)+はらだなおみさん委託分数冊 でした。ありがとうございました。

「叙情派ひとつ」への参加の問い合わせもいただいたのでうれしかったです。お気軽にご参加ください〜。

 


2018.10.09 Tuesday 09:44

関西コミティア53(2018年10月8日)

「平成メトロポリタンララバイ」本山はな奈(夕方メェル) ←ナポリタンをめぐる話でメトロポリタンっていいなぁ。現代を舞台にした都会に出てきた若者の迷いと出会いの物語でさわやかに楽しめました。

「もしもし神様」tokumei-kibou(言の葉掬い) ←「神様なんていない。だってもし神様がいるのなら、こんな世界にはならないだろう。」で始まる詩の本。表紙のはかないイラスト(雨森ほわ)が目に留まり手にとりましたが、絶望の淵からの言葉たちにしばしひたりました。

「真昼の月をおいかけて」山本菜月(少しだけ遠くの裏通り) ←コミティアにはとても画力のあるイラスト描きさんが集まり圧倒されるのですが、この方のイラストはアナログの人物と風景のもわもわっとした感じに温かみを感じて購入しました。

「ぴぃちゃんのカントリーライフ ぴぃ本2」大樹(ぴぃちゃん本舗) ←家にやってきた子犬のエピソードを愛情たっぷりに紹介。楽しい本でした。

「favolite book&star」五月病 ←フリーペーパーということですが、まんまるくカットされた冊子が手作りのトレーシングペーパーの封筒に入っている凝ったモノ。その中で私のコトも紹介いただいておりました。私の「しわくちゃなスカート」あたりの描写ってこれからどれだけひねり出せるだろうか、と思いつつ、そういうチェレンジもしてみたいと、あらためて思いました。オマケの42101(モリモト)さんのとの詰め合わせもいただきましたが、私もまた手作り本を作ろうかな、と思いました。

「The Driving Dog」falmaki(Eternal Lives) ←音楽CDです。3枚試聴して一番さわやかな一枚を購入。

 

速足で1000強のサークルをざざーっと歩き見て回りましたが、それにしてはいつもより買った本が少なめでした。

前回、読書会に参加して新たに本を見つけることができたので、また読書会に参加してみようと思います。

 

大阪に台風が来て予定の9月30日が翌週の10月8日に順延で開催された関西コミティア。

ぱっと見にいつもどおりの大所帯な賑わいですが、スペースを歩き回ると、やはり順延出席できなかった空席も結構目立っていました。抽選で参加できなかったサークルもあったようなので、主催者側にはいろいろご意見もあったかとは思いますが、よくぞ順延開催してくれました!

朝からさわやかな青空の広がり、終了後はきれいな夕焼けが見られたおだやかな一日に開催されました。

 

「叙情派ひとつ」に参加いただいていた涼川ねこさんとうん十年ぶりに会うことができてビックリでした。

今回のイベントが順延になったのでたまたま来阪しておられたそうです。

神戸のサンボ―ホールで開催していたそうさく畑でのワイワイガヤガヤした当時の空気を思い出しました。

同じイベントに参加してお話していただけですが、なにか同郷の志という感じがするのは、顔を合わせるイベントならではかもしれません。

お久しぶりと言えば同じく「叙情派ひとつ」に参加いただいている大樹さんがサークル初参加されており、にぎやかなイベントでした。

 

メタ・パラダイムの頒布状況は10冊(持込38冊10種・原画と塑造)でした。ありがとうございました!


2018.08.20 Monday 18:10

東京コミティア125(2018年8月19日)

「おてがみ まんが」児玉恵理子(FLEW) ←絵柄が大島弓子さん似で、大島さんの毒を抜いて初期の陸奥A子さんのテーストで美しく語った世界観。とても純度が高い世界で、商業的なオフセットで配布する世界とは真逆で手作りで一人一人に届けようとしている手作り感が、あらためて即売会ならではの活動に思えたのでした。

「ぐみ 創刊号」えび、大竹虎二郎、よそ町(隔月刊ぐみ) ←特によそ町さんの描く人物と風景、植物の繊細な手描きの絵と日常の切り取り方が心地よかったです。

「ハウアーユー?」山本美希(ニシムラさんと山本さん) ←突然失踪した夫に残された異国の奥さんのと隣の女の子との関係を中心に痛く切なく描いた描きおろしの商業マンガ。長く気になっていた作品でしたが、即売会でたまたまお隣になってこの機会にと入手しました。もしかしたらご本人は絵にコンプレックス持っているかもしれませんが、それがマンガを描かない理由にはならないし、マンガとしての魅力は沸き立ってくるものがあります。力強く美しい作品。

「甲突川を歩く」手差ユニッツ ←甲突川は鹿児島市に流れる川です。地元の人しか知らないだろうと思います。そんなところにひかれてしまいました。嫌味なく人とのすれ違いをさらりと描く作品もなかなかいい距離感だと思いました。紙や装丁のこだわりもいい感じです。

「リル戦記」「リル戦記副読本」なかせよしみ(まるちぷるCAFE) ←食に関する様々な情報を駆使して楽しく読めました。なかせさんの作品の魅力の一つには、科学的な情報量をつぎ込んで、お話として楽しく読ませるっていうのがあるなぁーと再認識しました。

・すぎむらなおきさんの追悼マンガとチラシマンガ ←化け狐なんだけど化け狐過ぎないところのバランスがいいんだと思います。こちらの世界と切れていないよう。

 

 

今回は一人参加でしたが、「叙情派 ひとつ」に参加いただいている関口拓志さんが来てくれて、店番を手伝ってくれたおかげでお買い物にも行けました。ただ、気持ちが浮ついてあまり多くは買えませんでした。

「ひとつ」にご参加いただいている方では、なかせよしみさん、しょうじひでまささん、五月病さん、由一さん、すぎむらなおきさんがサークル参加されておりましたよ。一般参加で来られた方も。

会場でいろいろ声をかけていただいてありがとうございました。じんわりと力になる気がします。

 

SNSで人気があり、本もよく売れる、という方々をほんとうらやましいと思うのですが、自分は十年後くらいに間違ってそういうふうになれたらいいかも、という開き直りで今できることをいろいろやっていこうと思うことにしています。最近(もしかしたら)人生長いですし、いろんなとこにぶつかりながら、楽しめる活動を続けたいなと思っております。

 

メタ・パラダイムの頒布状況は2冊(持込29冊16種)でした。新刊が無いのでチラシマンガを作って持って行き、10~20数部配布できました。立体モノの塑造も二つ持って行き、面白がってもらえたのもよかったです。ありがとうございました!

 


2018.06.21 Thursday 22:10

五月病×42101 二人展「夏に至る」(2018年6月21日)

「SUMMER CALL」(五月病、42101) ←二つの本がページを互い違いに重ね合わせて作られた本。二つの本は二人の作家さんがそれぞれ男性と女性の視点から描かれており、別々に行動していた二人がラストに会えるという、いつもながらそのアイディアがうれしい凝った作りの本でした。

「RAIN DROP」(五月病) ←今の梅雨の季節にちなんだ本。五月病さんの作品を読むときにその世界にスッと入っていけて泳げる感じがするのは、描かれている感覚が自分でもわかる範囲の感触でつづられているからなのかな、と思う。ちょうどそれは、自分が主催している「叙情派ひとつ」という合同誌を作る上でコンセプトとして作者さんの素直な実感をベースにしようとしているのと近いのかな、と考えながら読みました。それにしても、この表紙は傘の形に切り抜いているのだけれど、どんな道具で切り抜いているのだろうか?切り抜きの型があるのかな?

「ONE DAY」(五月病) ←一つのパッケージの中に5種類の違った形(縦長やラムネの形の切り抜きやトレーシングペーパーなど)でつづる、夏をベースにした昔の恋の追憶の断片たち。

 

音楽CD

「シーサイド」BGM ←古本屋ワールドエンズ・ガーデンの店内がジャケットになっているCDがレジに置いてあったので、試聴させてもらって購入。楽器の音と女性コーラスがしっかりしてると、男性ラップと歌がちょっとざわついてもそれが逆に味になってていいです。

 

古書

「吉田式 球体関節人形制作技法書」

「人形 日本の工芸5」

←古本屋さんの本はカテゴリー別に渋い本が並んでいて、じっくり眺めて楽しみました。その中で、ちょうど先日から粘土をこねたり紙をちぎったりして立体モノを制作していたので、技術的なところに興味が行き購入。

 

展示会情報:

五月病×42101 二人展「夏に至る」
期間:2018年6月16日(土)〜6月30日(土) ※19・26(火)定休日
会場:古本屋ワールドエンズ・ガーデン(神戸市灘区城内通5-6-8)

 

先日の関西コミティアでこの展示会の情報を得て行ってきました。

古本屋さん舞台に、お店の窓や古書の本棚のいたるところをうまく利用して展示してました。

中央のメイン展示の横にはソファーがあり、座ってゆっくり見れるのもうれしい。

古書の中には同人誌即売会で見たことある、「コミックロケット」や粟岳高弘さんの本も置いてありましたよ。

即売会でたくさんの本たちと対するのではなくじっくりと濃い時を過ごしました。

とても刺激的なお出かけになりました。

 


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